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嘉悦 勲; 大久保 浩; 伊藤 彰彦; 林晃 一郎*
Journal of Polymer Science, Part A-1, 10(9), p.2661 - 2675, 1972/09
広く有機物質系のガラス化に関する実用的な法則を見出し、この分野における重合反応の発展に資することを目的として本研究を行った。その結果、系のTm(融点)とTg(ガラス転移点)の差がガラス化性と密接な関係を有する事実を認め、多数の物質系について冷却速度とTm-Tgの関係をプロットしたガラス化領域図を作成し、物質がこの地図上に占める位置によってそのガラス化性に応じて四つのグループに分類しうることを示した。次に二成分系(あるいは多成分系)のガラス化性についても検討し、ガラス化の可能性を含めた二成分系の構造の把握のためには、Tmと同時にTgの組成変化をも明示した全相状態図を測定することが不可欠であることを示し、全相状態図の検討によって多数の二成分混合系が一定組成範囲内において完全ガラス化又は部分ガラス化している事実を見出した。特に分子間相互作用の大きい二成分系についても検討し、その顕著な過冷却性が著しい融点降下と特異なTg上昇効果に基づくものであることを明らかにした。
豊田 亘博*; 町 末男
Reports on Progress in Polymer Physics in Japan, XI, p.111 - 114, 1968/00
抄録なし